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看護師さんの一般的なイメージだと病院やクリニックですよね?
でも、日本の高齢化に伴って特養などの介護施設における看護師さんの役割ってかなり貴重なんですよ!
この記事では、特に要介護度が高い特養について以下の内容をまとめました。
- 特養での看護師さんの働き方
- 特養で働くメリット・デメリット
- 特養で働く看護師さんのお給料
- 特養に向いている人の特徴
今、介護施設で働ける看護師さんの需要はどんどん高くなっています。
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目次(タップしてとべるよ)
特別養護老人ホームで働く看護師さんの一日と役割について
まずは、特養で働く看護師さんの一日のスケジュールの例を見てみましょう!
特養の看護師さんは、日勤がメインの働き方になります。
特養の施設によっては、早番・遅番とわかれていたり、オンコール対応があったりと色々なパターンがあります。
特養の看護師さんの一日のスケジュール
こちらが特養で働く看護師さんの基本的な一日の流れです。
時間帯 | 業務内容 |
08:00 – 09:00 | 出勤・朝の申し送り 夜勤の介護士からの申し送り |
09:00 – 10:30 | バイタルチェック、薬の準備 薬の配布 必要な医療処置 リハビリの補助 |
10:30 – 12:00 | 他職種との情報共有 各患者の看護ケア計画の作成・修正 |
12:00 – 13:00 | 昼食休憩 |
13:00 – 15:00 | 継続的な患者監視 新たなケースの評価 家族との相談 |
15:00 – 16:30 | 看護ケアの記録 報告書の作成 定時のケアの準備 |
16:30 – 17:30 | 患者の状態を再評価 看護ケア計画の見直し |
17:30 | 夜間の介護士への引き継ぎ |
特養では、早番だと7:00~16:00や遅番だと10:00~19:00の働き方もあります。
また、上記のスケジュールはオンコールのないケースです。
オンコール対応があれば、帰宅後に自宅で待機しておく必要があります。
特養の看護師さんの役割とは?
特養の看護師さんの主な役割は、入居さんの健康管理です。
特養ば、要介護度の高い高齢者の方が多く、みなさんが快適に生活できるためのサポートをします。
また、特養の看護師さんは入居者の方が亡くなるときの看取りや、急変対応時の処置なども大切な役割ですね。
特養では、看護師さんが24時間勤務することはありません。
ただ夜勤がない代わりに、オンコール体制で夜間の緊急時に対応するケースがあります。
オンコール体制とは?
オンコール体制とは、特養などの介護施設で看護師さんが勤務していない時間帯に、急変などの緊急時に対応するための制度です。
特養のオンコール体制には手当てが支給されて、相場は1回あたり1000~1500円くらいです。
実際にオンコールで電話対応や職場へ出勤すると、対応手当てとして1000~2000円を追加してくれる施設もあります。
オンコールの担当は、施設によって違いますが、一般的には月に5回~10回くらいですね。
ですが、オンコール対応で職場に出勤しないといけないケースは、月に1回あるかないか程度です。
業務内容は病院と似ているところもあれば、オンコール対応は特養の特徴だったりと色々な役割がありますね!
特別養護老人ホームってどんなところ?
ここでは、特養とはどんな施設で、どんな方が入居しているのかについてをまとめました!
特別養護老人ホームについて、簡単に理解できるように解説したので、ぜひ参考にしてください。
(出典:厚生労働省「介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)」)
特別養護老人ホームって?
特別養護老人ホームは、自治体が設置し社会福祉法人が運営する介護施設のことです。
特養は、以下の定義に当てはまる方が、公的な介護保険を利用して入居できます。
65歳以上の者であって、身体上又は精神上著しい障害があるために常時の介護を必要とし、かつ、居宅においてこれを受けることが困難なものを入所させ、養護することを目的とする施設とする。
出典:老人福祉法 第20条の5
入居対象者は、自宅での生活が困難な要介護3以上の高齢者で、多くの方が人生の最後を特養で過ごします。
特養も看護師の配置が義務ですが、夜勤の必要はありません。
ですが、その代わりに緊急時の対応としてオンコール体制が設けられています。
特養に入居する方ってどんな人?
特養の入居さんは、以下の方が対象です。
- 65歳以上で、要介護3~5の方
- 40歳~64歳で、特定疾病が認められた要介護3~5の方
- 特例で入居が許可された要介護1~2の方
特別養護老人ホームは、有料老人ホームなど他の介護施設に比べて費用面の負担が少なので、入居希望者も多いです。
また、公的な運営なので、介護が必要な高齢者の入居が優先されます。
ですが特養は、24時間体制で高度な医療処置を必要とする方の入居は少ないんです。
特養の職員の配置基準について
特養の職員配置の基準は以下の通りで、主に6つの職種の方が配置されます。
有料老人ホームとの大きな違いは、医師を配置しないといけない点ですね。
【医師】入所者の健康管理や療養上の指導を行うために必要な数
【介護職員又は看護職員】3:1以上
【生活相談員】100:1以上
【機能訓練指導員】1人以上
【栄養士】1人以上
【介護支援専門員】1人以上
(出典:長寿科学振興財団健康長寿ネット「特別養護老人ホーム(特養)とは」)
特養でも一般の病院と同じように、医師や介護士のほか、看護師や栄養士なども欠かせない存在ということです!
また特養では、看護師さんは原則として専従扱いです。
特養の看護さんは、入居者が30人以下の施設では1人以上、31〜50人の施設では2人以上の常勤看護師さんが必要とされています。
やっぱり人の命を守るためには、どんな施設でもチームとしての医療従事者の働きが大切です!
特別養護老人ホームでの看護師さんのお仕事内容とは
ここでは、特養の看護師さんがどんな働きをしているのかをまとめました。
特養での看護師さんの業務内容や、特養と病院、老健との違いについても解説しています!
特養での看護師さんの業務内容について
特養の看護師さんの業務は以下があります。
- 日常生活のサポート
- 健康管理
- 医療行為
- 薬の管理・服薬
- 診察の補助
- 看護記録
- 看取り・ターミナルケア
- オンコール対応
特養の看護師さんの業務内容も、一般的な医療施設とそんなには変わりません。
食事や排泄の介助、清潔ケアなどは、基本的に介護士さんが担当してくれます。
日常生活のサポート
特養の看護師さんは、入居者さんの医療行為全般や、外来の受診、入退院の付き添いもします。
また、場合によっては介護士さんと協力して入浴や食事の介助や、レクリエーションに参加したりします。
健康管理
特養での看護師さんの主なお仕事は、入居者さんの健康状態のチェックです。
これには、以下の内容があります。
- 血圧や体温などのバイタルチェック
- 薬の服用管理
- 点眼・注射
- 定期的な巡回・処置
これらのお仕事は、入居者さんが日々を安らかに過ごして最期を迎えられるために、看護師さんにしかできないものですね!
医療行為
特養の看護師さんは、医師の指示を受けて以下の医療処置をします。
- 胃ろうなどの経管栄養
- 喀痰吸引
- 点滴
- 採血
- 傷口の処置
これらの処置は、病院で働く看護師さんとよく似た内容ですね。
これらの医療行為において看護師さんは、その施設特有の状況に応じた対応が求められます。
薬の管理・服薬
特養の看護師さんは、服薬の準備や配膳、管理などもします。
特養の入居者さんでも、自分で薬の管理ができる方もいます。
ですが入居者さんの多くは、意識レベルが低い寝たきりや状態や、認知症の方です。
そのような方は、服薬の自己管理ができません。
そのため、看護師さんが代わりに服薬管理をサポートする必要があります。
診察の補助
特養の看護師さんは、常勤、非常勤の医師に付いて診察のサポートも担当します。
この診察のサポートは、医療機器の準備や入居者さんの身体を支えたり、姿勢を変えたりします。
また入居者さんに急変などが起きたら、家族へ連絡したり、必要に応じて他の病院への搬送手続きもします。
医師と看護師さんの医療処置があるからこそ、入居者さんの健康維持と安心した生活ができるわけです!
看護記録
特養の看護師さんは、その日の入居者さんの状態や処置の内容などの記録することが大切です。
例えば、食事に関することだと食事量や、水分摂取量、口腔内の健康状態などの情報が必要ですね。
この記録した情報を参考にして、他のスタッフがその日の入居者さんに対応します。
これらの情報は、入居者さん一人ひとりに最適なケアや対応ができるためのものですね!
看取り・ターミナルケア
特養は、入居者さんが人生の最期を迎える場として、ターミナルケアも提供します。
また特養は、身体的かつ精神的な苦痛を和らげるための緩和ケアも行います。
ターミナルケアは、主に3つの柱で成り立っています。
- 「身体的ケア」:清拭で入居者さんの清潔の維持
- 「精神的ケア」:コミュニケーションで心のケア
- 「家族へのケア」:家族の心のサポート
特養では、入居者さんだけでなく家族の心にも寄り添うケアが大切ですね。
オンコール対応
特養で働く看護師さんは、夜勤がない代わりにオンコール制度があります。
例えば、入居者さんの対応や全身状態について、介護士さんから相談の電話があります。
また、入居者さんに急変が起きたときは、看護師さんは介護士さんに対応方法などの指示を出します。
必要な場合には看護師さんも、その施設に出勤しないといけません、
ですが、その頻度はとても少なく電話で終わるケースがほとんどですね。
特養と他の施設での看護師さんの違いって?
特養と他の施設で働く看護師さんの役割や、働き方にどんな違いがあるのかご存知ですか?
看護師として目の前の患者さんを救うことに変わりありません。
ですが、施設形態や患者さんの状態によっては、働き方や役割は変わってきます。
病院で働く看護師さんとの違い
特養の大きな特徴は、そこが入居者さんにとっては日常生活の場であることです。
特養は病院と違って医療処置が中心ではありません。
どちらかと言うと、入居者さんが穏やかに過ごせる環境を提供することが求められますね!
これは、看護師さんがケアを通して入居者さんの生活の質を向上させる面でやりがいのある仕事だと言えます。
老健で働く看護師さんとの違い
特養と介護老人保健施設(老健)との大きな違いは、入居する目的と看取りの有無ですね。
老健は主に、自宅退院を目指す方が一定期間のリハビリを受ける施設です。
反対に特養は、その後の回復や自宅での生活が難しい方が、残りの人生を過ごすために入居されます。
つまり老健と違って特養の看護師さんは、入居者さんが最期まで尊厳を持って最期の時間を過ごせるためのサポートが必要になりますね。
自立の支援に関わりたいなら老健、生活の支援をしたいなら特養という感じです!
特別養護老人ホームと有料老人ホーム・老健との違いは?
特養と有料老人ホームと介護老人保健施設(老健)の特徴や違いについて解説します。
看護師さんの配置人数や、必要な要介護度などの違いをまとめました。
項目 | 特別養護老人ホーム | 介護付き有料老人ホーム | 介護老人保健施設 |
看護師の配置 | ◯ | ◯※1 | ◯※2 |
医師の配置 | △ 非常勤も可 | ✕ | ◯ 常勤 |
介護度 | 要介護3以上 | 要支援から要介護 | 要介護1~5 |
運営 | 公的施設 | 民間施設 | 公的施設 |
特徴 | 終身介護 費用が安い 要介護度が高い | 生活サービスが豊富 費用は高め 施設の数は多い | リハビリ重視 自宅退院が目標 医療処置 |
※1 有料老人ホームでも夜勤のある働き方が増えています。
※2 老健の看護師の夜間配置は義務ではありませんが、夜勤のある施設が一般的です。
看護師さんの配置について
特養の看護師さんの配置基準は以下の通りです。
看護師さんの配置基準(常勤でみた場合) | |
入居者 | 看護師・准看護師 |
~30人 | 1人以上 |
31~50人 | 2人以上 |
51人~130人 | 3人以上 |
それぞれの施設で看護師さんに求められる役割も違うので、あなたの希望条件に合った施設を探してね♪
特別養護老人ホームで働く看護師さんのお給料はいくら?
みなさんが気になるであろう、特養で働く看護師さんのお給料事情について、深堀りしていきます!
常勤の場合と、パート・アルバイトの場合でまとめました。
あなたの今のお給料と比べながら、参考にしてください♪
常勤で働く看護師さんの場合
特養で常勤で働く看護師さんの一般的なお給料はこちらです。
- 月収:23万~34万円
- ボーナス:40万~90万円
- 年収:350万円~500万円
※全国平均で地域によって差があります。
特養で常勤で働く看護師さんの平均年収は約427万円です。
看護師全体の平均年収が約480万円なので、特養の看護師さんだと約50万円低いですね。
これは、特養では病院と違って夜勤がないので、その分の手当てがないからです。
ですが「日勤のみでこのお給料は十分だ」、「夜勤がないのが嬉しい」と感じる看護師さんが多いのも事実ですね♪
パート・アルバイトで働く看護師さんの場合
特養でパート・アルバイトで働く看護師さんの平均時給はこちらです。
平均時給:1300円~2000円
※全国平均で地域によって差があります。
特養で設定されているパート・アルバイトの平均時給は1300円~2000円です。
都市部だともう少しお給料が高い地域もありますが、おおむねそれくらいですね。
全体的にみると、特養で働くパート・アルバイトの看護師さんの平均時給は1500円が多いです!
特養と各介護施設ごとのお給料を比べてみた
ここでは、特別養護老人ホームと各介護施設ごとの平均お給料を比べてました!
※ここで表示している金額は、各施設が年間で職員に支払った給与総額を12で除した値です。
そのため、賞与・手当の支給額も含まれていることに注意してください。
以下は、介護施設ごとの平均お給料の金額です。
看護師さんの平均お給料(月給) | |
特別養護老人ホーム | 422,652円 |
介護老人保健施設 | 448,962円 |
介護医療院 | 448,365円 |
訪問看護 | 440,368円 |
訪問リハビリテーション | 437,296円 |
通所介護 | 354,319円 |
通所リハビリテーション | 415,253円 |
短期入所生活介護 (ショートステイ) | 395,256円 |
厚生労働省が公表している「介護事業経営実態調査結果」によると、特別養護老人ホームで働く看護師の平均給与は、422,652円とのことです。
特養は、基本的に看護師さんの夜勤はありません。
そのため、夜勤のある介護老人保健施設などと比べると少しお給料は下がります。
それでも看護師さんの夜勤がない働き方では、とても魅力的なお給料だと言えますね!
参考:一般社団法人日本経済団体連合会「福利厚生費調査結果報告」
(出典:公益社団法人日本看護協会「特別養護老人ホーム・介護老人保健施設における看護職員実態調査」)
私は看護師転職サイトで特養のパート求人を紹介してもらったけど、時給2000円のところで働けたよ♪
特別養護老人ホームで働く看護師さんのメリット・デメリット
ここでは、看護師さんが特養で働くメリット・デメリットを見ていきましょう!
これから特養で働くことを考えている看護師さんは、ぜひ参考にしてくださいね。
特養で看護師さんが働くメリット3選
まずは、特養で看護師さんが働くメリットをご紹介します。
- 日勤のみの働き方ができる
- 介護施設の中ではお給料が高い
- 長期的にかかわれる看護ができる
一つずつ詳しく解説していきます。
日勤のみの働き方ができる
特養の看護師さんの働き方は、日勤がメインです。
また、病院と比べても緊急入院などイレギュラーな対応も少なく、残業も比較的少ないんです。
このため、「生活リズムは崩したくない」、「プライベートも大切にしたい」と思う方にはぴったりですね!
また、日勤のみだと妊娠を経たり、子育てしながらでも長く働きやすい職場ともいえます。
ただし、多くの特養で夜間のオンコール体制があるので、頻度や負担については事前に確認しておきましょうね。
介護施設の中ではお給料が高い
特養は、各介護施設で比べてもお給料は高い傾向です。
夜勤が必要な職場と比べると、その分はお給料は下がりますが、基本給や各種手当ては特養の方が良い点もあるんです!
また、特養では福利厚生が手厚いのも魅力の一つです。
例えば、託児所や寮が完備されているところがありますよ。
長期的にかかわれる看護ができる
特養は、入居者の生活の場という役割があるので、看護師さんは長期にわって入居者のサポートができます。
特養の平均入居期間は約4年であり、介護老人保健施設の平均で約1.3年と比べても長期間です。
特養の多くの方が人生の最後を迎えるなかで、看護師さんは一人ひとりと向き合って関係を築きます。
看取りまで関われる特養の働き方は、病院での看護とは違ったやりがいや価値観が感じられますね。
特養で看護師さんが働くデメリット3選
反対に看護師さんが特養で働くデメリットもご紹介します。
- オンコール対応がある
- 高度な看護スキルが高めにくい
- 職場に看護師さんが少ない
今後、あなたが特養で働く予定なら参考にしてね!
オンコール対応がある
特養の看護師さんは夜勤がない代わりに、夜間のオンコール対応があります。
オンコール対応の頻度は、月に5回~10回でその内2~3回は電話対応、1回は実際に出勤するケースがありますね。
オンコール当番の日は、基本的には自宅で待機しておきます。
普段通り自宅で過ごせますが、いつ電話や呼び出しがあるかわからないのがストレスになりやすいです。
高度な看護スキルが磨きにくい
特養の入居者さんの要介護度は高いですが、急変などの緊急性が高い方は少ないです。
さらに、特養の入居者さんは重度の急変が起こると他の病院へ搬送されます。
そのため、緊急時での積極的な医療処置や頻度も多くありません。
つまり一般的な病院やクリニックの看護師さんと比べると、専門性の高い看護スキルは身に付きにくいですね。
職場に看護師さんが少ない
特養では、看護師さんの人数は1名から常勤として配置されます。
つまり他の医療施設と比べて看護師さんの人数が少ないので、負担やプレッシャーがかかりやすいです。
入居者さん全員分の薬の管理や、看護ケアプランの作成など人数が少ないと大変な業務になります。
ですが、特養では入居者さんの全身状態はさほど悪くないです。
積極的な医療処置も少ないので、落ち着いた環境で働きたい方にはおすすめします!
どの職場にもメリット・デメリットはあります。
あなたの希望条件に合うかどうか、働く前にしっかりと確認しておこうね!
特別養護老人ホームに向いている看護師さん
特養で働いている看護師さんにはどんなイメージをお持ちですか?
ここでは、特養で働くならどんな看護師さんが向いているのかをまとめました!
もしあなたが特養で働こうと思っているなら、以下の特徴に当てはまるか確認してね。
特養に向いている看護師さんの特徴3選
特養に向いている看護師さんの特徴は以下があります。
- 入居者さん一人ひとりと向き合いたい
- 看護師の経験が長い
- ワークライフバランスも大切にしたい
一つずつ解説していきますね!
患者さん一人ひとりと向き合いたい
特養は、入居者さんが人生の最後まで過ごす施設です。
そのため特養の看護師さんは、入居者さん一人ひとりと長い時間をかけて信頼関係を築けます。
その関係の中で、その方の人生最後の瞬間にも立ち会って看取りまで寄り添います。
特養は全身状態が良くなれば退院する施設と違って、入居者さんと深い関わりを持ちたい方にぴったりの職場です!
特養では、病院やクリニックとは比べられないほど人間関係を育む機会をくれる場所ですよ。
看護師の経験が長い
特養は医師が常勤していないケースがあります。
そのため入居者さんが急変した場合、看護師さんが中心となって処置の対応を取ります。
この状況では、看護師経験が長い方の方が適切な判断と処置スキルが役に立ちます。
また介護士さんとの協力も必要なので、コミュニケーション能力も求められます。
他の施設で看護師経験を積まれて、次のステップを考えている方には特養はおすすめですよ♪
ワークライフバランスも大切にしたい
多くの特養では夜勤がなくオンコール対応がメインですが、ほぼ現場に出向くことはないです。
また、特養は残業も少なくお仕事とプライベートのバランスも取りやすいですね!
お給料や福利厚生も手厚いので、子育て中の方でも働きやすい職場です。
急変対応は少なく、急患対応はないので他の医療施設に比べてストレスも少ないのが嬉しいところだね♪
特養に向いていない看護師さんの特徴3選
反対に特養に向いていない看護師さんの特徴はこちらです。
- 高度な医療スキルを習いたい
- 患者さんの回復過程に関わりたい
- 緊急性が高い環境で働きたい
一つずつ見ていきましょう。
高度な医療スキルを習いたい
特養で働く看護師さんも入居者さんに対して定期的に処置などをします。
ですが、病院などと比べて処置の内容や種類は少ないです。
特養の入居者さんの要介護度は高いですが、全身状態は落ち着いている方が多いです。
そのため、特養の看護師さんの業務は、バイタルサインのチェックや定期的な薬の投与・注射などがメインですね。
心臓系やガンなどの重篤な疾患や、複雑な循環器モニターのチェックなど高度な医療スキルを学びたい方には、物足りない働き方になります。
患者さんの回復過程に関わりたい
特養の入居者さんは、全身状態の回復というよりかは維持・悪化の予防の考えが大きいです。
また入居者さんは寝たきりや、重度認知症、超高齢者の方がほとんどです。
そのため特養は、積極的な回復を目指すというより、今の状態を維持して安らかに最期の時を迎えてもらうという姿勢ですね。
看護師として患者さんがどんどん良くなる過程に関わりたい方は、クリニックや回復期病棟がおすすめです。
緊急性が高い環境で働きたい
特養では、入居者さんの全身状態はある程度落ち着いています。
そのため、頻繁な急変対応や重篤な疾患のリスクなど、命の危険と隣り合わせな状況はほぼありません。
夜間のオンコール対応もありますが、急性期病棟などと比べると緊急時の対応頻度は少ないです。
特養の看護師さんは、他の医療施設と比べても働き方は穏やかです。
厳しい環境の中でも、看護師としてのスキルや経験を高めたい方は総合病院や急性期病棟をおすすめしますね。
実際に急性期病棟で働く看護師さんのリアルや、業務内容については「【急性期病棟で働く看護師のリアル】急性期病棟で働きたい看護師さんのための完全ガイド!」で解説しています。
急性期病棟の看護師さんの一日や、メリット・デメリットなど働き方が全部わかる内容なので、ぜひ参考にしてください!
働くうえでの希望条件も大切ですが、あなたの性格や価値観に合うかも考えて職場は選びましょうね!
【まとめ】特別養護老人ホームで働く看護師さんについて
最近の高齢化社会に伴って、特別養護老人ホームでの看護師さんの需要は高くなっています。
特養での看護師さんは、入居者さんの健康管理から看取りまで長期間の関わりを持ちます。
特養には看護師さんの人数は少ないですが、介護士さんたちと協力することで、日々のやりがいも感じられます!
また特養での働き方は、夜勤はなく収入も他の介護施設と比べてもお高めに設定されています。
急変対応なども少ないので、身体面や精神面での疲労やストレスも少なめですよ。
ワークライフバランスを大切にして、落ち着いた働き方をしたい方には特別養護老人ホームはおすすめな職場ですね♪
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